とあるプロジェクトのキックオフのため熊本県水俣市を訪れました。
発生から60年の時が流れた今でも、残念ながら水俣病以外に街へのイメージを持つ人はあまりいないでしょう。
環境改善に注力してきた60年を経て、豊かで楽しい街をつくるべく地元の若い世代が奮闘しています。

水俣市は、2つの川の源泉(川のはじまり)から河口(川の終わり)までが一つの自治体の中で完結しているという特長があります。
軟水が流れる川と硬水が流れる川とが合流して、海へと流れる。
そんな地形から、水俣という名前は付けられたそうです。

自然との対話を怠ってしまったことで、悲しい歴史を背負ってしまったこの街の未来は、自然との対話にこそあると思わずに入られません。
「未来によって、過去は変えられる。」美しく流れる川を眺めながら、そんな言葉を思い出しました。

つくること つなぐこと つむぐこと